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ウクライナの至宝展とエルグレコ展

土曜日は、御友達のYさんと御一緒にウクライナの至宝展とエルグレコ展に行ってまいりましたよ。

ウクライナの正確な場所すら知らず、ただ漠然と「あのへん…」とモンゴルとロシアと東欧をひっくるめた広大な半円を指先で描くぐらいの認識だといいますのに、
なぜこちらの展覧会にお出かけしたかと申しますと、ひとえに宣伝ポスターのお写真がクドイほど黄金だらけだったためです。
「黄金きらきら」→「むむむ、きらきらか」→「そうか、きらきらなのか」→「見に行こう!(ガタッと立ちあがる)」、という煩悩の流れになった次第でございます。

会場の地図を見てみますと、ウクライナは黒海を挟んでトルコのちょうどお向かいにあたる、結構ビッグなお国でした。ドイツやフランスよりデカそうでいらっしゃいます。
紀元前より高度な文明が発達していたようで、日本がまだおそらく「ライーライラララー」と叫びながら石斧を担いでケダモノを追いかけていただろう時分に、すでに見事な鉄器が作成されておりました。
真円の器の数々はちゃんと蓋がついてたり、注ぎ口がついていたり。とても紀元前の作品とは思えぬ、現在でも使えそうな品々でした。

ウクライナの方々の大好き獣ベスト5をあげてみますと、

1.グリフィン
2.鹿
3.いのしし
4.豹
5.ライオン

こんな感じです。
黄金細工の剣鞘の意匠は「グリフィンがよってたかって豹を齧っている」「豹がよってたかってイノシシを齧っている」「ライオンがよってたかって鹿を齧っている」ものが多くみられました。よってたかって齧る系が人気だったようです。

ウクライナの方々の大好きアクセサリーベスト3をあげてみますと、

1.衣服の前身ごろにいっぱいくっつける、同じ意匠の黄金板(多量)
2.こめかみ飾り
3.安全ピン

こんな感じです。
前身ごろにくっつける黄金板には緻密な浮き彫り模様がほどこされています。パンチパーマのおばさんの顔板が多量に並べてあるのを、何かしらとよくよく覗きこんでみましたら、おばさんは実は「メデューサ」であることが判明しました。髪がパンチなのは蛇がそろって睡眠中で丸まっていたためでしょう。

こめかみ飾りとは、こめかみに穴を開けてピアスのように突き刺す恐ろしい品…ではなく、額にかぶった冠からこめかみにかけてじゃらりと吊るす粒々した鎖状の何かのことでございます。
非常に美しいお品でしたが、「ねぇ、ここに置いてあったケーキ食べた?」「ううん、食べてない!」と首を振ったら回旋の動きで高速化した黄金粒が頬に激しく衝突しそうな代物でした。

安全ピンは、中でも水晶で作られたイルカちゃんのものがたいそう可愛らしくて素敵でした。イルカはお金にもデザインされておりまして、イルカ貨なんてものもあったようです。
寒い地方なので毛皮のマントをはおる機会が多く、胸元でそれを留めるのに安全ピンは必須だったようです。

キンラキラを堪能して会場をあとにしました。やはりヒカリモノは良いですね。

お昼にサンドイッチを食べて、午後からエル・グレコ展に行ってみました。

エル・グレコさんというと、ささめの記憶に一番残っているのはアガサ・クリスティの「親指のうずき」というミステリ小説の中で、殺人犯(♀)の夫である人物が「エル・グレコの描く司祭のような、苦悩を一身に背負った、青ざめた顔つきの男」であると描写されているくだりです。
この一節を読んで以来、ささめ内では「エル・グレコ」→「顔色がとっても悪い人」という図式が固定化されました。

さて会場内にかかっている絵を拝見してみますと、確かに青ざめている方がいっぱいでしたが、しかしそれは「光」の表現であることが多いようでございました。
レンブラントの光の表現は「煙るような」「ふわぁっと天から降りてきた」ぴかぴか具合、といった印象ですが、エル・グレコさんは光そのものを青白い絵の具でベタに塗りつぶすことで表現しているような、そんなぴかぴか具合でした。
青白いだけあって、エル・グレコさんの光はどこか冷たく、温度の低い印象を受けました。

圧巻はマリアが天空へ上って冠を授かる場面を描いた絵。巨大な縦長のキャンバスに、下からのアングルで体を長く表現されたマリアと天空に飛ぶ一羽の輝かしい鳩、といった構図です。
上へ、上へと伸びあがるような問答無用の迫力を感じる一枚、教会に飾るために描かれたそうですが、確かにこれが飾ってあったら、信仰心もいや増すだろうなと思われる逸品でした。


<おまけ>

エルグレコ展のあと、25日にプレオープンした阪急梅田本店へにょろにょろと潜入してまいりましたよ。
うっかり地下2階の入り口から入ってしまったのですが、総菜売り場のそこはまさに洗濯機の中身…ぎゅうむぎゅううという感じでした。お客様全員が毛皮を着ていらしたら、さぞもふもふを堪能できただろうと思います。
なんとか人波をかいくぐり、いつも買うスコーン屋さんでスコーンだけはゲット。
そのお隣にあったドイツのチョコレート屋さんはものすごく美味しそうで、「1個からでも買えますよ」と店員さんが気軽にお声をかけてくださったのですが、たぶん1個ですまず20個ぐらい買いそうな自分がいたので、君子危うきに近寄らず、無念、と呟きながらお暇いたしました。次回、お財布を握り締めてリベンジしたいと思います。
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2012-10-28(Sun)
 

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ウクライナ、とても素晴らしい国です。
フィギュアスケートの女子選手なんて、それはもう
天使のようです。
そういった面でもウクライナは素晴らしい所です。
そういった面、てその事しか言ってませんね。

阪急の地下食品売り場は本当に素晴らしい所です。
僕が億万長者になったら1万円で狂った様にケーキを
乱れ買いします。
あ、億万長者でしたね。 ではもう1万円で次は阪神地下で
チョコレートを買い漁ります。
マジで一度やってみたいです。

追伸・近いうちにまた記事更新をしようかと思います。
    お時間ありましたら是非ともお立ち寄り下さいませ。
2012-11-04 02:17 | 蛇井 | URL  [ 編集 ]

 

>>蛇井さん

小さなウクライナ美人粒を地面に点々とまいておいたら、的確に誘導して上から降ってくる網で簡単に蛇井さんを捕まえることができそうで、とてもウキウキと、「さ、網を買いにいこう」と思っているささめでございます。

一万円でケーキ乱れ買い、さらにもう一万円でチョコ乱れ買い…なんと浪漫なのでございましょう。
かような大富豪が世界に存在する事を想像することすらできない貧乏人ささめ、「その一万円札でほっぺたをべしべししてください」とお願いしたい気持ちでいっぱいでございます。
一万円が二枚ありますからちょうど左右の頬に一回ずつでぴったりですよね。

おお、記事更新楽しみにさせていただきますね…!またお邪魔させていただきますね。
2012-11-04 12:46 | ささめ | URL  [ 編集 ]

こんにちは 

 ささめさん、こんにちは。

 お久しぶりです。

 展覧会をご覧になって…心を充電して、充実した生活を送っている様子が伝わってきます。

 僕は故あって…体調を崩してのたずりまわっていました(それもあって訪問出来ませんでした)。おかげさまでようやく復活です。

 僕も、展覧会に行きたいという気持ちになりました。
2012-11-04 20:41 | NOBU | URL  [ 編集 ]

 

>>NOBUさん

NOBUさん、御忙しい中おいでくださってありがとうございます。大変御無沙汰いしたております。
ときどき、ひっそりとNOBUさんのブログにお邪魔させていただいていました。
大変な激動の波の中にいらっしゃる御様子を、ただ遠くからそっと見守ることしかできず…
いつも、どんなときも、NOBUさんの幸せを心からお祈りしております。展覧会や写真撮影のお散歩、旅など、また存分に楽しまれてくださいね。
お部屋を掃除する雑巾が御入り用のときはささめに一声おかけください。人間雑巾としてNOBUさんのおうちをピカピカに磨きに飛んで伺います。
2012-11-07 20:10 | ささめ | URL  [ 編集 ]

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