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紅型展とお爺様パラダイス

三連休初日の土曜日、お友達のYさんとご一緒に、午前中は紅型展、午後はお爺様パラダイスの二本立て祭りにお出かけしてまいりました。

まずは天王寺動物園のお隣の美術館で開催されている紅型展へとにょろにょろ参ります。
紅型は沖縄の琉球時代に主に王侯貴族の衣類を彩るための布の染色技法です。
配色からしてとても鮮やかで、大和の侘び寂びとはまた違う、トロピカルな南国の太陽燦々といった華やかな品が多かったです。

地色が真っ黄色(王をあらわす高貴な色なのだそうです)、そこに赤や緑の鶴亀が舞い踊り、その下には大波小波がこれまた紫や緑で描かれているといった具合です。
また、両面染めという高度な技法もあり、表と裏で全く地色から模様まで異なるリバーシブルタイプの布地もございました。襟元や袖口折り返すと、裏地が表にくっきりと映えて、それは粋で美しい衣装になるのです。

折り紙のなかでも両面に色がついた「両面折り紙」は、「めったに買ってもらえない貴重品」として黒豆煎餅の缶の中に秘蔵していたことを、そしてその折り紙を姉が勝手に引き出して使ってしまったことで幼女同士で醤油の瓶を振り回すという凄惨な喧嘩をした小学校低学年時代のことをすこしばかり思い出しました。

また、稲妻をデザインしたぎざぎざ模様な布もあり、こちらは子供服に仕立てられていました。
稲妻の色が赤と緑と黄色で、さらに左右対称にぎざぎざしているので、まるで雲の上で雷様が踊り狂っているかのような、非常にモダンな印象でした。


さて、綺麗なものを見たあとは、お昼御飯。お腹も程好く減ったのでもりもりいただきます。
Yさんは豚しゃぶ定食、ささめはちりめん丼定食です。共にそうめん付きで、Yさんは「ちょっと多いわ~」と少しばかり残されたのですが、慎みとは無縁のささめは完食でした。
ぶたしゃぶ
ちりめんどん


午後からは日本橋の文楽劇場へ場所をうつして、お爺様パラダイスを鑑賞いたします。
お爺様パラダイス、略して爺パラは「声明」という仏教音楽です。毎年違うお寺の方々が壇上にあがりまして、そのお寺の宗派独特の声明を披露してくださるのでした。
第一部は「しっとり系」、第二部は「アグレッシブ系」と前後篇に分かれているのです。
今年は隠元和尚が開かれた禅寺で有名なお寺、黄檗宗の萬福寺でした。

さて「しっとり系」。
微妙に音程が異なる鈴を鳴らしながら、上がったり下がったり、不思議な旋律で延々と歌が続きます。
これを聞くと眠らずにはいられないことは去年でも体験済みでしたが、案の定また寝ました。
するっと気付けばうとうとと眠りの水の中に浸り、気付けばするりと、ごく自然に水面に顔を出し、明かりに目をしばたたいて、また水の中にゆらゆらと沈殿していくような、数度の上がり下がりを繰り返すうちに気付けば岸に打ち上げられて、歌声は止んでいました。
寝たんだけれども、頭のどこかは起きていて、いろんな映像を見たような気がいたします。夢の中で、ささめは髪の毛の襟足を自分で頑張ってちょん切っているという映像の断片が、覚醒してからもいくつか残っていました。奥が深すぎて解読できません。

後半の「アグレッシブ系」は、たしか去年は梵語だらけの真言呪文を嵐のように怒鳴りまくって護摩壇で煙もっくもく、火災報知機は大丈夫かとたびたび天井を見上げるほどの非常に激しいものだったので、今回はどんなかな…とちょっとときめいておりましたが、幕が上がるとそこにはクリスマスカラーな多階段が出現していて、思わず目をぱちぱち。
赤い階段がそそりたち、それに緑色の布がかかっています。段のてっぺんには赤い椅子。そして銀のお皿、お皿の上にはおまんじゅう。
現れた御坊様たちが順次階段の一段ずつに座り、てっぺんに座した導師様は頭にキンキラの冠をかぶられます。

禅宗というからにはお食事は精進料理なんだろうと思うのですが、パーカッション(太鼓と鐘)担当の御坊様は力士かとみまごう立派な体格をしていらっしゃって、どんどこどんどこと力強く重低音を響かせておられました。

導師のおそばには非常にすらりと背の高い美青年が常にひかえていて、導師が冠をかぶればささっと席をたって後ろの紐をくくって差しあげ、導師が壇上に忘れ物をすればささっと階段を上って壺をとりにいき、といった具合。
導師がオスカルだとすれば、美青年はアンドレのお役目を勤めていらっしゃいました。

「施餓鬼」なので、後半になるとぽーいぽーいとお米粒やらおまんじゅうやらを民衆へ放り投げるのです。
お米はちいちゃいので問題はなかったのですが、おまんじゅうはデカいのと、舞台には天井があるところが難しいところで、せっかく導師がお投げになったまんじゅうが「ばきっ」「どこっ」と天井にぶつかって真下に落下するということたびたび。
幾度かご失敗なさったのち、長いお歌でお喉が渇かれた導師は脇においたひょうたんからお水を一口ごくり…しかし入れ物がひょうたんなため「え、お酒?」というざわめきが客席から湧いていました。

アグレッシブ系のお歌が無事に終了し、階段を下りてきた御坊様が列をなして舞台を退場なさるときに、投げるのに失敗して舞台上のあちらこちらに残っていた饅頭を退ち去りながら拾い上げなさると、あたかもロックコンサートで汗まみれのタオルを投げるようなノリで「ぽーい」と客席に放り込んでくださいました。

呪文のおかげで魔物も折伏していただき、よく眠ったせいで頭もすっきり、身も心も軽々と会場をあとにしたYさんとささめでした。

しかし、ありがたいお経で煩悩も洗い流したはずだったのに、どうしたことかこの後、阪急百貨店に寄り道してアクセサリーなどを買ってしまうという世俗にまみれた行為に及ぶ二人なのでした。
導師様のまんじゅうを受け取り損ねたのがやはり駄目だったのでしょうか…


来週は神戸の美術館日本立て巡りに行って参ります。芸術の秋は楽しいですね。
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2012-09-17(Mon)
 

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びんがた…。
コークボトルのようなナイスバディを連想したり、しませんしません。

紅型って不思議な魅力ありますよね。
古風でもあり、でも前衛ぽかったり、
和風に見えたり、大陸風に見えたりと。
2012-09-20 17:38 | pispofp | URL  [ 編集 ]

 

>>pispofpさん

お返事大変遅くなってしまいましたm(__)m
瓶型…!ぼん、きゅっ、ぼん、ですね、旦那様(笑)きっと奥様はコークボトルなナイスバディ の持ち主でいらっしゃるに違いありません。

うんうん、そうなんですよね。
垣根や雁、流水、桜、紅葉など伝統的な図柄を用いていながらも配置や色がとっても斬新で、全体としてみると非常にモダンだったり…現代風の仕立てでも十分可愛くって着れちゃう感じだなぁと思いました。
和柄を用いながら、全体から醸し出される印象は確かに大陸風で、奥が深いなぁと思った次第でございます。
2012-09-23 15:40 | ささめ | URL  [ 編集 ]

おまんじゅう(≧▽≦)♪ 

少々潰れてても頂きたいですねぇ(笑)

夢うつつの後のクリスマスな催しが楽しくて、頭の中はクリスマスパーティーのごとくでした♪
紅型は沖縄に行くたびステキだなと思うのですが、これ!ってものになかなか出会いません( ̄∀ ̄)汗
2012-09-28 21:00 | あや吉 | URL  [ 編集 ]

 

>>あや吉さん

うんうん、導師さまの投げてくださった饅頭なら、半分ちぎれてても御利益がありそうです♪
クリスマスな催しはなかなかロックでなかなか派手で楽しかったです~(笑)
あや吉さんはよくダイビングで沖縄にいらっしゃいますものね!いつかビビビッとくる紅型衣装がございましたら、是非ゲット&ブログでお披露目なさってくださいねv
2012-09-29 19:20 | ささめ | URL  [ 編集 ]

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