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本棚の整理

床上ににょきにょきと、石筍のごとくそそりたつ本の山…ささめ宅の光景はさながらアリ塚が立ち並ぶという世界遺産登録の地のごとしでございます。
洗濯物を干そうとしたり、多肉植物に水をやろうとするたびに太い足のどこかが石筍にぶつかって、「ばっさー」「がっさー」と崩落すること幾度か。本日も何度目かの大滑落を経験し、ついに業を煮やして整理することにいたしました。

まずは、もう読んじゃった本と、まだ読んでない本に分けることから開始しました。

これは読んだよ…うんうん、お化けが人間の首を掻っ切って殺しちゃう話だった。ええと、こっちに置いておこう。
これも読んだな…うんうん、猟奇殺人犯が冷蔵庫の中に生首を並べて食用として冷凍している話だった。これもこっち。
これはまだだわ…うんうん、世界の恐ろしい悪女をまとめた短編集のはず。夫やら恋人やらをやたらめったら毒殺するのよね。これは読んでないからこっちの山。
これもまだだわ…うんうん、たしか化け猫特集だった。猫が化けると半端なく面倒らしい。こっちの山。

分類していると、読んだものも読んでないものも合わせて約2/3が血なまぐさい怪談であることが改めて判明。残暑厳しい折柄、額の汗をぬぐいながら、人生やりなおしたいと思いました。

そうして分類できたと思ってあらためて育った石筍を見直してみますと、「読んだもの」と「読んでないもの」がごっちゃになっているのを発見してムンク化しました。途中から置き場所を左右勘違いしてどかどか置いていた様子でございます。おおなんてことでしょう…再び分類のやり直しです。
ちょっと片付いてくるといらない欲が出てきて、そうだシリーズ物は一か所にまとめてしまいましょうと考え、1~7巻まであるものをあっちをひっくり返し、こっちをひっくり返しして一冊ずつ探し出すうちにいつしか日は陰り、
途中でそのうちの一冊をうっかり読み始めてしまって、とうとう日はすっかり沈んでしまい、どうにかこうにか本棚の隙間にすべて押し込んだときにはもうとっぷりと日は暮れて夜になっておりました。本当に人生やりなおすべきだと実感しました。

これはもう、本棚をひとつ新しく買わなくてはならないような気がして、うちひしがれております。
物理的にどうしても突っ込めなかった本の小山がまだ床上にひと山のこっており、これからまた確実にどんどん本が増えていくだろうことを思うと、ある程度収納力のあるでっかい本棚をそろそろ買いたまへ、という神のお告げなのかしらと思ったりいたします。
とりあえず、数カ月はまだなんとかなりそうですが…今度IKEAに行ってみようかな。あまりに縁のない店なので、いまだに未踏の地なのですが…

最近読んだ御本は二冊。
須永朝彦さんの『天使』と、小野不由美さんの『残穢』です。
『天使』は、怪奇幻想小説で吸血鬼をモチーフにした短編の連作です。耽美、退廃、吸血、美青年、…美しく不思議な色合いの鉱石の断片を集めたようなお話、読んでいて次、次、とあとを引いて読みたくなる魔性のお話でした。
『残穢』は怪談です。とあるマンションの複数の部屋で「畳の床をこするような音が聞こえる」というなんでもない事象からはじまり、その土地にまつわる過去の因縁を紐解いて行くうちにどんどんと恐ろしさが増していくお話でした。

怪奇小説を読んでいるとき、えてして奇妙な現象が身近におこることがあるのですが、こと『残穢』を読んでいて一番奇妙だったのが、まだ読み始めて間が無いころのこと。
お風呂に入っていると、開け放した窓の向こうから、「おわあぁぁぁぁ」という赤ん坊の泣き叫ぶ声が幾重にも尾を引いて聞こえてきました。
低く、高く、夜のしじまを縫うように声はしばらく続いてから、その声は、ふ、と消えてしまいました。
その時は「猫の発情期って今だったっけ?」とにょろりと流してしまったのですが、そのまま『残穢』を読み進んでみますと、実際にお話の中で「無数の赤ん坊の泣き声が湧いてくるように聞こえきて困る」というエピソードが出てきたのです。
それは、伝染するということでした。ひとつの部屋で聞こえていたものが、話を聞いた別の人の部屋でも聞こえるようになり、さらに別の人の部屋にもという…ひっ、と息を飲んだことでした。
あれ以来風呂に入るたび耳をすませてしまいますが、今のところ赤ん坊の声は聞こえてきません。

ちょっと冷えたところで、今宵はこれまで。少しずつ涼しくなってきて、だんだん秋めいてきましたね。
寂しいような、嬉しいような…季節の移り変わりはいつもゆらゆらといたします。
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2012-09-09(Sun)
 

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非公開コメント

 

ほほー、本がたくさんあると、なんだか満足感がありますが
障害物にもなりえますのね。おみ足大丈夫でしょうか。
IKEAで壁一面の本棚あるみたい。でも地震の時、全部なだれおちてくるかも。
あまり背の高い本棚も考えものですねえ
本棚、我が家も足りてないんですが、本棚増やすとどんどん本を買ってしまう。
そしてまた本棚が欲しくなる…
どうしたらいいでしょうね?
私の本、猟奇的なものはあまり無いなぁ
殺人事件モノが大半ですが。。

まだ暑い日が続いてますが、稲刈りがあちこちで始まって
稲藁の匂いが立ち込めてるの。秋を感じました
2012-09-10 13:27 | いくぱん | URL  [ 編集 ]

こんばんは 

IKEA、小物などもけっこうあって、
ブラブラ見てるだけでも面白いですよ♪

でも家具系は、お持ち帰り&自分で組立が基本っぽいんで、
大物になると誰かの応援が必要になるかもしれません。
2012-09-10 18:17 | pispofp | URL  [ 編集 ]

 

>>いくぱんさん

本の量がたくさんあるというより、買ったら積む、読んだら積む、読まなくても積むというダラダラ怠惰生活の結果のアリ塚平原であるように思います。足の心配までしてくださったなんて(泣)はい、ささめ足は通常8本あり、ぶつけたらまた枝足が生えてくるので全然大丈夫です。

壁一面本棚とは素敵ですねぇ。たしかに地震のときは押しつぶされてセンベイ状態になりそうですが…
うんうん、そうなんですよね、本棚を買ったところでまた安心して新しく本を買うに違いないのですよね;
どうしましょう?もうこれは人間やめて山羊になって紙類を食べるしかないでしょうか。
殺人事件もの面白いですよね、ビバ推理小説!

稲藁の香りに秋の訪れを感じる素敵ないくぱんさんに、ささめの蒸れた足の香り(晩夏のブーツ臭)を捧げます。
2012-09-10 20:23 | ささめ | URL  [ 編集 ]

 

>>pispofpさん

小物ですか♪北欧製はとってもオサレなんでしょうねぇ。見にいっちゃおうかしら…
っと思ったら、自力で持って帰って自力で組み立てないといけないのですかっ?!ひえぇぇ、ハードルが高すぎるう。助走して棒にすがっても飛び越えられるかどうか…;
それは確実に助っ人が必要そうですね。情報ありがとうございます旦那さま!参考にさせていただきますm(__)m
2012-09-10 20:26 | ささめ | URL  [ 編集 ]

事件ですっ!(笑) 

最初の15、6行くらいで既に事件な感じでしたね( ´艸`)くすくす

本!
私もささめさんの足元には及びませんが相当数ありまして、しかも処分できない性質なので困っております。
読み進まない本もどうしたものかと・・・。

私の分類は半分くらい生き物関係ですねぇ(笑)
2012-09-14 02:11 | あや吉 | URL  [ 編集 ]

 

本というものは捨て難いものです。
この僕も、気付けば所有する書籍は漫画だけでも軽く2千冊オーバー。
整理しなくては、と思いつつもなかなか「ポイ」とは
出来ないのです。

僕の記憶が確かならば、ささめさんは「オバケが好きだろう?」という
理由でその様な本をプレゼントされたのですよね。
いったいどの様な生活サイクルをすれば他人様から「オバケが好きだろう」と
言われるのでしょうか(笑)
ささめさん、とても素敵な方です。
2012-09-16 02:41 | 蛇井 | URL  [ 編集 ]

 

>>あや吉さん

床上の本の数が今のところ減っているので、現在は事故もなく穏やかに過ごしております、ありがとうございます。
しかし掃除はしないといけませんね;己のずぼらさを改めて鼻をほじりながら反省しました。

あや吉さん宅の蔵書は生き物関係、うんうん納得です!現在猫ちゃん2匹にピー子ちゃんがええっと…何羽でしょう??いつもお写真や記事に癒していただいておりますYO

そうなんですよね、本って捨てにくいというか、もったいないというか…で、どんどん溜まるんですよね。困ったものでございます。
2012-09-17 10:21 | ささめ | URL  [ 編集 ]

 

>>蛇井さん

ホントに本ってなかなか捨てがたいものですよね。漫画が2000冊とは素晴らしい蔵書です!圧巻ですねぇ。確かに漫画はシリーズで続くものが多いので本数も多くなりますよね。

はい、たびたびお化け関係の御本をいただくことがございます。
日常生活で「お化け」との親密性をアピールする方法は、とにかく会話にお化けという単語をまぎれこませるのが一番効果がございます。
例:「今日はお通じがなかってん。お化けが穴に詰まっとるんかもしれん」
このように用います。
蛇井さんも是非「お化け好き」同盟にご参加くだささいませ。今なら会員限定ボールペンが入会特典としてついてまいります。
2012-09-17 10:27 | ささめ | URL  [ 編集 ]

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