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大山崎山荘・3

大山崎山荘には、にょろりと地下へ降りる階段があり、地下に円形の美術館があるのでございます。

段はシンプルなコンクリートの打ちっぱなし、地上部分の壁はすべて硝子です。
細長い階段を下りていきますと、左右と正面のぐるりは、水滴をいっぱいに灯らせた薄水色に透きとおる硝子の空間です。
ちょうど顔をあげますと、真正面には四角く切りとられた硝子、さらにその向こうにこんもりと茂る緑のこずえがのぞいていて、まるで一服の絵のようです。

自動ドアをくぐると、そこにはモネの睡蓮の絵が飾ってありました。
モネさんはやたらと睡蓮の絵をお描きになられたので、睡蓮作品さんはたくさんあるそうです。
円形の敷地、丸い壁一面にいろんな睡蓮の絵が飾られていて、円の中心に立つと、まるで池の中に立っているような錯覚を覚えるように配置してあるのでした。

睡蓮の花は白、となんとなく決めてかかっていたのですが、桃色あり、もっと濃い紅色あり、さまざまです。
花を浮かべる池の水の色も、その日のお天気だったり季節だったりするのでしょう、明るい陽を浴びた深緑だったり、暗く沈んだ藍色だったり、雰囲気がまるで異なります。

美術館の一隅では、そんな睡蓮の絵を、日本ならではの「見立て」で粋に遊んでみましょう、という企画展示がありました。
石庭なんかも、砂を水にみたてたり、岩を山にみたてたりして楽しみますが、ちょうどあれと同じように、睡蓮の絵を、陶器や茶器で表現してみましょう、というものです。

池の水の蒼色や碧色、この色合いに一番近いと思われる釉薬のお皿を並べてみますと…おお、たしかに池に見えますよ。
睡蓮は、小さな桃色の円形皿を三つくっつけて並べますと、うんうん、お花そっくり。
なかでも、蒼の色ははっとするほど澄んで美しいものがおおいのです。
壺、水差し、茶碗など、「あれ綺麗じゃ」と指をさしては説明書きを見ることを繰り返しておりますと、どうも美しい蒼を出す釉薬とは、ナマコ釉という名であることが判明いたしました。

「びゅーてほー!あれナマコ?」

「ナマコだよ。これもナマコ。あっちもナマコ」

「ナマコパラダイス!」

すっかりナマコに幻惑されたYさんとささめでございました。ちなみにささめはなんでも食う生き物ながら、ナマコだけは苦手なのです。ナマコポン酢とかどうしても食べれません。
でもナマコ釉の麗しさに、心と胃を改めてみよかなと思いました。

美術館ではまた、コンクリートのなんてことない模様の一部にあえて光をあてて「絵」にする、という一風変わった現代アートもありまして、タイトルはカニでした。
壁のどこかにカニが隠れているから探せ、との注意書きのもと、「カニ、カニ、カニ」と探し回っておりましたら、係りの人が憐れんでくださって「ここですよ」と教えてくださいました。
うーん、たしかに言われてみればハサミを振り立てたカニに見えんこともない…とかなんとか言っているうちに、カニ以外のものには見えなくなってくるのが不思議なものです。
人間の主観とは、対象を見たいように見るものなんですね。

美術館を出ますと、広大な山荘のお庭をにょろりと散策。
ものすごく足の長いスタイル抜群なウサギさんの像があったり、羊の置き物が二体、お尻を向けていたり、やはりアーティスティックなお庭でした。
足ながウサギさん

羊さん

庭

山荘へ至る道は秀吉の道なので、こんな立て札もございましたよ。
秀吉の道
うんうん。ポイ捨てはいけませぬ。来るまで待とうゴミ収集車。じゃなかった、来させてみようゴミ収集車。

山荘と美術館とお庭を満喫したYさんとささめは、この後京都に出まして、八坂神社で初詣をすませました。
その前に食った牛タン定食。
どうしてもとろろご飯を食べたがるオヤジささめ。この日もお皿にいっぱいトロロをいただきましたよ。
Yさんはとろろがついてない定食を召し上がったのですが、別口でトロロを注文なさっておられました。心強いわ、トロロ同盟の同志よ。

牛タン定食

とても盛りだくさんで楽しい休日でございました。Yさん、また遊んでやってくださいね。
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2012-01-22(Sun)
 

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こんばんは 

あ、このウサギは!?
とチェックしてみたら、やっぱりバリー・フラナガンの彫刻でした。
跳んでいるポーズしか見たことがなかったので、
二本足で立っているのがなんか新鮮です^^
2012-01-23 18:23 | pispofp | URL  [ 編集 ]

 

>>pispofpさん

あああ!(←雷に打たれました)
バリー・フラナガンって、いつぞやpispofpさんのお写真でぴょーんと飛んでいらしたあのカッコいいうさぎさんを造られたお方でしょうか?
そうかそうか、どうりであんよが長いんですね。
この子は飛ばずに二立歩行寸前ですけれど(笑)モデル体型なのは一緒ですね~

教えてくださってありがとうございました!感電して目が覚めました♪
2012-01-23 20:33 | ささめ | URL  [ 編集 ]

 

ええ!?
ナマコ酢、おいしいですよ(^ρ^)
こりこりぐにゅぐにゅしてます。ささめさん、好きそうな擬音だけどな?
とろろ!!とろろごはんサイコーですよね。
クチビルかいかいになっても、食べますよ(´∀`)bグッ
ああ、また食べ物ばかり着目しちゃった。。

ヘンテコなお庭をぶらりと散歩、いいですねぇ(●´ω`●)
雪が無い景色、うらやましいどすえ
2012-01-23 21:28 | いくぱん | URL  [ 編集 ]

 

モネの睡蓮を見て真っ先に目がいくのは
水面の反射です。
あの絵を見ているとモネの野郎は睡蓮よりも
むしろあの水面に映り込んだ雲を描きたかった
のでは、と感じます。





て、親戚のおっちゃんが言ってた。
2012-01-23 22:14 | 蛇井 | URL  [ 編集 ]

 

>>いくぱんさん

こりこりぐにゅぐにゅ…おお、その擬音語はまさしくささめの足音に似ております、そうだったのですね、あらまあ!
嫌い嫌いと言いつつも食べたら案外美味しいのだろうなぁ…と思いつつの嫌い宣言、典型的な食わず嫌いなのでございます。
こりこりぐにゅぐにゅのためなら、次回、機会がありましたらナマコを踊り食いしてみましょうと心に誓いました。

おお、いくぱんさんもオヤジとろろ同盟会員様?くちびるかゆくなるのもまた嬉し。うんうん、今度ご一緒にとろろ風呂に入りましょうね。

いくぱんさんのお宅の夫様が雪下ろししている若武者なお写真を思い出しました。
今日、ちょこっと雪が舞っただけで大阪はてんてこまいですよ、滑って転んだと救急車で幾人か病院に運ばれてきていました;
いくぱんさん、雪国アタックボンバーをぜひ軟弱な関西人のふくらはぎに見舞ってやってください。
2012-01-24 20:39 | ささめ | URL  [ 編集 ]

 

>>蛇井さん

なるほど、お空と雲さんを描きたかったのか、モネったら好きな人に直接好きだと言えず、あて馬的に好きな人の友人を飲みに誘うタイプと見ました。
面倒くさい男、天の邪鬼なモネ氏に乾杯!

…て、飲み屋のママさんが言ってました。
2012-01-24 20:42 | ささめ | URL  [ 編集 ]

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