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神戸ビエンナーレ

ビエンナーレって何じゃ、サッカーのチームの名前かね?…と尋ねてしまったウツケ者がここに一匹。はい、ささめでございます。
ビエンナーレってのは、新進気鋭のアーティストによる現代芸術祭なのだそうでございます、ほうほう。
タダチケットを二枚いただいたので、雨も上がって気温も上がった御機嫌な日曜日、にょろにょろとお出かけしてまいりましたよ。

会場は神戸ハーバーランドのファミリオです。
芸術を堪能するにはまずは飯であろう、と例のごとく昼食をがっつくところからアーティスティックにスタート。
昨日は一日豪雨で買い物に行くのが面倒臭く、冷蔵庫に残っていたりんご一個でしのいだためか、
パン食べ放題のランチではメインディッシュが来る前に立て続けにパンを6個も食って、思わず店員さんも苦笑い。
いいのよどうぞ嘲って頂戴、それもまた快感なの。食べれるときに食べておかないとね…至福のもぐもぐでございます。
お腹がくちくなったところでようやく芸術方面に気が向きました。

コンテナがNO.1~NO.25まで並んでおりまして、中にそれぞれ一つの世界を創作していました。

<NO.6のコンテナ>
人一人がようやく立って歩けるほどの細い道、つきあたりには幾何学的な模様の穴があってちかちかとライトが点滅しています。
ぐるりは円形の鏡張りで、鏡の映像が鏡の中にまた反射し、まっすぐ歩いて行るつもりで右にかしいでしまったり、重力が歪んでいるような、妙に頼りない浮遊感を覚えます。
宇宙船の中をにょろにょろ漂ってようなSFチックな感じ。

<NO.7のコンテナ>
真っ暗闇の中に、不思議な浮遊物の列が左右にずらりと並んでいます。
ぶんぶんぶん、と蜂が群れで飛んでいるような音がいっぱいに響いています。
朱色、水色、藍色、緑色、紫色、橙色…浮遊物は色とりどりに発光して、ぐるぐると目にもとまらぬ速さで回転しています。蜂の羽音は、この回転音だったのですね。
光が回転すると、その軌跡がつながって立体の映像に見えます。
あるものは赤いろうそくに、あるものは淡い水色の砂時計に、
また、紫色の蝶、砕いた氷河の塊、などなど。

<NO.9のコンテナ>
生命のきらめき、と題されたこちらのコンテナ、茶室の入り口ほどの狭い四角の中を四つん這いで這いこみこみますと、闇の小部屋にちらちらと、膨大な青白い海蛍が瞬いています。
蛍と見えたのは小さな虫のような、花のような、あるいはなにかの種?のような粒々たち。
宇宙の銀河のようです。

<NO.11のコンテナ>
森の中を歩いて行くと、白い壁に猿や象や鳥や、さまざまな獣が現れます。
じっと壁を見ていると、いつのまにか自分の姿が森の中に映っているのです。
木からテナガザルがぶらーんと落ちてきて、ぴゃっとおしっこをひっかけてまた登っていってしまいました。
足元でジャンプをすると、壁の森ではリンゴがばらばら降って、ごちんと頭にぶつかります。

<NO.14のコンテナ>
カセットテープの頭を持つ、導線のこんがらがったぐちゃぐちゃな機械の群れが、力なく壁にもたれかかっています。
時折、調子の外れた奇妙な音をぶーん、きゅういーん、と立てますが、言葉にも音楽にもなりません。
たぶん、それぞれが人間をあらわしているのでしょう。

<NO.15のコンテナ>
床が池です。水が流れ、足で踏むとふわりと幾重にも波紋が広がって行きます。
鯉も泳いでいますが、足でちょいと触れたとたん、にょろにょろと逃げていってしまいました。
跳ねるたびに水音が響きます。濡れない池。

<NO.16のコンテナ>
またもや真っ暗闇。かすかな光がぼうっとともって、闇の中に無数に散っているところは、これまた銀河宇宙にそっくりです。
光に顔を近づけてみますと、光は星ではありません。
机、靴、タコ、サッカーボール、手鏡、口紅、本、…玩具の人形箱をひっくりかえしたみたい。
子供の頭の中ってこんななのかな。

<NO.21のコンテナ>
闇。奥がほんのり飴色に揺らいでいます。
突き当たりに巨大な繭がありました。繭の隙間からゆらゆら、ほわん、と黄色を煮詰めて濃くしたような、どろっとした光が洩れています。
なんの繭?なにが産まれるのでしょう。

<NO.23のコンテナ>
部屋にはいると、裸電球が一個、汚れた木の枠がごろごろ。どこかの倉庫のような感じです。
がたん、と大きく揺れて倉庫がずーっと下降を開始しました。下降というより落下です。壊れたエレベーターみたい。
どすんと地下におちつきますと、しばらくは何も起こりませんが、がしゃん、どすんと何かがぶつかって電球もあっちこっちにぶらんぶらん。
おっと、倉庫がひっくりかりました。金属をひっかく嫌な音、爪のあとが三本、壁に亀裂をつくります。
そこから巨大な爬虫類の目がのぞいて…ぎゃー。ひゃー。


こんな感じです。
あと、現代いけばなアート展も別コーナーとして幾点か置いてありました。
中にひとつ、橙がかった薔薇の花が一輪だけぽつんと水槽に生えており、上からビニールで包まれた雫型の水がたくさん浮いている展示があって、
ちょうど泣いている途中でぴたっと時間を止めたような空間が気に入りました。
他にも、夜になったら絶対血を流してのたうちまわってそうな奇怪な薔薇のオブジェやら、いろいろありましたよ。


意外な発想に「ほー」とフクロウになったり、「なんじゃこりゃ」と首をひねったり、「つまらん!」とご立腹したり、「こりゃ綺麗」と気に入ったり。
日常では決してありえない光景に、心の重箱をつついたり、もやもやっとした疑問をくださったりいたしました。

帰りはハーバーランドでケーキ&お茶をして帰ってきました。
芸術に浸ると意外に体力を消耗するようで、うんと甘い奴が食いたくなって、もしもケーキ氏に口があったら、「俺様は激甘なチョコ大魔王!」と叫ぶに違いない魔物的な容姿のチョコケーキにしてみました。
こってりしてて、予想にたがわず激甘で、美味しかったです。

来年も行ってみたいなと思ったビエンナーレさんでした。
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2011-11-20(Sun)
 

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ビエンナーレ?はて、ピールの銘柄?
ビ しか共通ないし。すみません、私も知りませんでした。
りんご1個の苦行のあとにパン6個+メインディッシュ!?
胃袋に厳しいのね。笑われるのも好きとは。
とんだM女だぜー!!
現代アートの、オモシロコンテナがたくさんですね(´∀`)
爬虫類好きの私には23のコンテナがたまらんかも~!?
2011-11-20 20:25 | いくぱん | URL  [ 編集 ]

こんばんは 

とても楽しそうです。
高校の文化祭のようなノリを連想したりもして。
カネとヒマがあったら自分でも作ってみたい(笑)

ビエンナーレ…なんかお薬っぽいひびきですね。
鼻水やくしゃみがでたら、ビエンナーレって。
あ、なぁれ♪はいかんか^^;
2011-11-20 21:58 | pispofp | URL  [ 編集 ]

 

>>いくぱんさん

「ビ」があってればなんでもビールの同胞ですとも、うんうん間違ってないよ!
ビエンナーレなんてこじゃれた横文字使わなくても…ですよね。
今回ささめはひとつの会場の分しか見なかったのですが、定期船で港の対岸へ渡るとまた別の展示も見れたそうで、その船の名前がね、「かもめりあ」ですってさ。へーんな名前(しし失礼をば;)

りんご断食のあとのパン6個&メインディッシュは蓮の咲き乱れる極楽浄土のごとしでございました。
そうなのM。どんとこいM。さあいくぱんさん、ささめを罵ってやってください。耳掃除して待ってます。

そしてまさかのカミングアウト、いくぱんさんは爬虫類好き?タオルケットはコモドドラゴンの皮?
素敵、今度是非鱗の魅力についてじっくり教えてくださいな。
2011-11-21 19:37 | ささめ | URL  [ 編集 ]

 

>>pispofpさん

あ、それ、なんだか近いイメージな気がいたします。うんうん、かしこまった感じがなくって、ちょっと素人っぽい手作り感もあって。
壁とか下手に触るとぼこぼこに凹むんですよ、うぉ?!ってなりました。にょろにょろ探検できて、とても面白かったですv

その薬は医学的には非常に倒錯的な効果が期待できそうなヨカン…「鼻炎(に)なーれ」。ひえぇ。
その時、医薬品会社の会議室でいったい何がおこったのでしょう。二時間サスペンスにできそうなネタだとにらみましたよ、じろじろ。
ものすごく飲みたくないです(笑)

2011-11-21 19:42 | ささめ | URL  [ 編集 ]

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